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2016年04月28日

コールマン2バーナー413H ジェネレーター、バルブ交換

以前オークションで手に入れケロシン化したコールマン413H。しばらくは問題なく使えていたが、燃料バルブを閉めても火が消えづらくなってしまった。
その状態で再点火すると赤火になったり炎が不安定になった。タンクを外してミキシングをバーナーで熱したら何度か炎上した。

※各名称についてはこちらのページが詳しいです。


燃料バルブを閉めてもしばらくはジェネレータ内部の燃料が気化して出続けるのですぐ火は消えない。これは通常の状態だ。

ガソリンなら燃焼し切れば火も消えて内部に燃料が残ることも殆どない。うちはケロシン(灯油)化してあるので消火した時バルブが閉じきらないと燃料が出続けミキシング内部に燃料が残ってしまう。灯油なのでガソリンほど揮発しないで残留し、再点火時にカブった状態になっていたのだろう。ミキシングをバーナーで熱したら何度か炎上したのもこのためだ。

使用中に不安定になったためこの所出番がなかった。

連休に向けてに使えるように調整しようと仕舞いこんだ413Hを引っ張りだした。

コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
ケロシン化した413H。最近不調なのでメンテしたのが大事に・・



最初にタンクだけでポンピングして、ジェネレーターの先に耳を近づけてみた。微かにシューっという音が聞こえる。燃料バルブがきちんと閉まっていないようだ。
燃料バルブのナットを締めて見たところ音がしなくなった。

これで直ればラッキーだ。

点火してみるとジェネレーターと本体の接合部(ミキシング部)から赤い火が出ている。ジェネレーターの先端とミキシング部がうまく噛み合っていないのかも。ジェネレーターの先端が変形すると火がでることがあるそうだ。
ジェネレータ先端を調整すれば直るかもしれない。直らなければジェネレーター交換だ。

調整可能かジェネレーターを外してみたところ、とんでもない事になってしまった。
ジェネレーターを外すと中の芯(ニードル)が出てくる。
ここにカーボンの汚れが付いている。ついでに綺麗にしようと少し擦っていると、あっさりニードルが外れた。

何か変だ。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
右のジェネレータを外すと中に入っている細い芯がニードル



ニードルを燃料バルブに固定しようとしても元に戻らずすぐに外れる。
ニードルの根本を見てみる。ネジのような部分が確認できるがやたらと短い。もしや、折れてしまった?
調べるとニードルは折れやすいので気をつけるようにと書いてある。どうやらニードルを折ってしまったようだ。そんなに力をいれた訳ではないが経年劣化で亀裂が入っていたのかもしれない。さらに厄介なのは折れたネジが開閉バルブに残ってしまっている。
つまりジェネレーターと燃料バルブアッセンブリーを交換しなければならなくなった。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
折れたニードルの末端。ネジが途中でなくなっている



やってしまった事は仕方ない。

コールマンはパーツが多く出回っているためネットでもすぐに見つかった。早速パーツを注文。2日くらいで届くとのこと。
パーツが届くまで本体のネジを外して外側の掃除をしておいた。サブバーナーのツマミを固定しているストッパーを外すのに苦労した(マイナスドライバー2つ使って外せた)が、それさえ外せればあとは簡単に分解できる。構造がシンプルなのでメンテもしやすい。サビを落として砂や油の汚れを落とした。
炎上して黒焦げになったステッカーもある程度剥がした。

後日パーツが届いたので早速交換に取り掛かった。

バルブアッセンブリーを燃料タンクから外そうとしたが非常に固くて回らない。万力で固定するとか書いてあるが固定しにくい形。色々調べるてみると接合部をバーナーで熱してシール材を柔らかくすると外しやすいそうだ。半信半疑だがバルブの根本をバーナーで熱してみた。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
炙りすぎるとタンクの塗装が焦げるので注意



コールマンスーパーレンチで回してみる。なければモンキースパナでも良いと思う。熱する前に何度か回そうとしたがビクともしなかった。
ここが回らなければ最悪タンクも交換だ。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
固くて回らない燃料バルブアッセンブリー



左回りに少し力を加えてみたら・・。

回った!

あんなに固かったのが嘘のようにあっさり回った。一周させたら後は手でも回せるが回した回数を覚えておかないといけないらしい。締める時に同じ回数回して固定するためだ。
バルブのネジをナメないように気をつける。うちの場合6回回してバルブが外れた。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
タンクは交換しないで済んでホッとした



やっと外れた燃料バルブアッセンブリーとジェネレーター。

きっと新品時から一度も交換されていないんでしょう


外したパーツと交換パーツ。
左が外したパーツ、右が注文したパーツ。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
新しい燃料バルブの形状はダイヤルにツマミがついている



ニードルの末端を比べてみると、ネジ部分の長さがかなり違う。折れたのは間違いない。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
だいぶ根本から折れたようだ



燃料バルブを外して見てみるとニードルを固定するネジ穴が塞がっている。折れたニードルのネジだろう。取り出すのはほぼ不可能だ。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
ニードルの破片のお陰でバルブアッシーまで交換する羽目に




新しい燃料バルブをタンクに取り付けた。6回まわしてバルブを固定した。次にニードルを手で回してバルブに接続。最後にペンチで1/4程回して固定した。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
ニードルを回し過ぎるとまたねじ切る事になるので慎重に


最後にジェネレータをバルブに取り付けた。こちらも最後に1/4程回して固定した。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
プライヤーが無かったのでレンチで固定



ポンピングしてバーナーでプレヒートし燃料バルブを開いたが、煙が少し出るだけで火がつかない。
メンテした時になにか間違って取り付けたりしていないか各部を確認したが問題なさそう。
ポンピングも十分だし、さて困った・・。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
交換が無駄になったのか?



試しに燃料バルブを思い切って数回回してみたところ・・

綺麗な青火が点いた!

燃料バルブの回転量が古いものと違っていた。前は半回転くらいで着火し1回転強で強火になったが、新しいバルブは3回転位回さないと強火にならない。
燃料バルブの内部機構が変わったようだ。

そのまましばらくつけっぱなしにしてみたが問題なさそうだ。サブバーナーの点火も問題なかった。
コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
413Hの青火を観るのは久しぶり



何度か消火してしばらくしてから再点火を繰り返してみたが、炎上することはなかった。燃料バルブもしっかり開閉できているようだ。
水は4,5分で沸騰した。
ニードルを折ってしまったことで交換パーツが高くついてしまったが、燃料バルブも交換し安心して使えるようになったので良しとしよう。
燃料バルブのツマミ部分は古いものに戻した。つまみのデザインは古い方に愛着が湧いたのでネジで外して付け替えた。バルブが回れば問題ない。

ケロシン化するとススが残りやすい。今後はジェネレータなどのメンテナンスもしっかりしていこうと思う。

コールマン 413H ケロシン化ジェネレーター交換
アウトドアには2バーナーが良く似合う




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