2015年08月13日
ケロシン化したコールマン2バーナー413H 再編集版
【過去記事を再編集したものです】
2バーナーの定番と言えばコールマン413H。2バーナー界の北島三郎、長嶋茂雄というべき重鎮だ。
米国映画やドラマでも良く登場するので見かけた事のある人も多いはず。
日本のキャンパーにも勿論人気の413H。液体燃料のホワイトガソリンを使用するので初心者には敷居が高い。
最近ではもっとお手軽なOD缶、CB缶用の2バーナーも色々出ているので413Hはマニア向けと言う位置づけかもしれない。
そんなマニア心をくすぐる413Hをオークションで手に入れた。
届いた413Hは小さな錆や凹み傷があるもののそれなりに年季が入っていていい感じ。新品を買っても5〜10年以上使い倒さないとこの年季は出ない気がする。シーズニング済と思えば愛着も湧きそうだ。ビンテージまで行くと使い倒す感じではなくなってくるので、これ位のものが丁度良い。
さてCAMP OUTの火気類はケロシンで統一している。といってもトーチやサブのグリルバーナーでCB缶を使用しているので完全にケロシン化している訳ではない。メインはケロシン、サブCB缶と言った所。
新品の413Hを改造するのは気が引けるから手に入れた413Hをケロシン化する事にした。
2バーナーの定番と言えばコールマン413H。2バーナー界の北島三郎、長嶋茂雄というべき重鎮だ。
米国映画やドラマでも良く登場するので見かけた事のある人も多いはず。
日本のキャンパーにも勿論人気の413H。液体燃料のホワイトガソリンを使用するので初心者には敷居が高い。
最近ではもっとお手軽なOD缶、CB缶用の2バーナーも色々出ているので413Hはマニア向けと言う位置づけかもしれない。
そんなマニア心をくすぐる413Hをオークションで手に入れた。
オークションで手に入れた2バーナーColeman 413H
届いた413Hは小さな錆や凹み傷があるもののそれなりに年季が入っていていい感じ。新品を買っても5〜10年以上使い倒さないとこの年季は出ない気がする。シーズニング済と思えば愛着も湧きそうだ。ビンテージまで行くと使い倒す感じではなくなってくるので、これ位のものが丁度良い。
さてCAMP OUTの火気類はケロシンで統一している。といってもトーチやサブのグリルバーナーでCB缶を使用しているので完全にケロシン化している訳ではない。メインはケロシン、サブCB缶と言った所。
新品の413Hを改造するのは気が引けるから手に入れた413Hをケロシン化する事にした。
※413Hケロシン化はあくまでも自己責任です。コールマンは当然非推奨。サポートも受けられません。改造の結果調子が悪くなったり壊れたり事故が起きても一切の責任は個人にあります。改造には十分な理解と注意が必要です。
最初に413Hを燃焼テストした。15分程付けっぱなしにしてみたが青火のまま。問題なさそうだ。
一度ジャンク扱いの413Hからパーツを取ろうかと思いオークションで探してみた。2000円以下で探しても中々厳しい。それ以上だと送料込みで3000円くらいになる。パーツの状態も分からないし、他の部品も無駄になる。
ジャンクは止めて補修パーツをショップから取り寄せた。これは右側のバーナー一式を交換する為のパーツ。これを左右のバーナーに振り分けて追加するのが改造の主旨だ。
修理とフィールドテストを兼ねてキャンプ場へパーツを持って行った。
キャンプ場で設営を終え、一息ついてから改造に取りかかった。
まずはバーナーリングをすべて外す。バーナーリングは左右それぞれ上からネジ一本で固定してある。プラスドライバーでネジを外すと簡単にリングも外せる。
左右の黒ずんだリングが413Hについていたもの。綺麗なリングが追加のパーツである。
写真だと分かりづらいけど波状のリング(波リング)とフラットなリング(平リング)が交互に重なっている。通常は波リング3枚の構成。これを波リング5枚する事でケロシン化できるらしい。
リングを軽く掃除し、追加のバーナーリングを使用頻度が高い右側のバーナーにすべて装着。
追加パーツは組み合わせるてみると左は平リングが一枚足りず波リング4枚しか装着出来なかった。左はサブバーナーなので4枚でも大丈夫だろう、という事でこのまま組み込む事にした。
ネジで固定してから灯油をフュエールタンクに入れポンピング。ここまではホワイトガソリンと変わらない。
ポンピング用にこんなものも調達しておいた。
ポンピング後ジェネレーターをトーチで炙る。このプレヒートがケロ化すると毎回必要になる作業。
しばらく加熱してからバルブを開くと白い煙が少し出た後点火。最初は赤火だったので追加でポンピング。ジェネレーターが熱されて気化が安定してくると青火に変わった。無事に灯油で着火した。
お湯を沸かしてみた。湧いた後も15分くらい付けておいたが問題なさそうだ。バルブを最大に開くと赤火になるがそこまで開かなくても十分な火力が得られる。
左のバーナーも問題なく点火している。
しばらく点火していたが赤火になってもポンピングすれば青火に戻るので安定しているようだ。
という事で413Hケロシン化は無事に成功。
ポンピングの圧が早めになくなる気がするのでしばらく様子をみてみよう。大方通常の使用には問題なさそうだ。
後記:
この後圧が下がる症状を改善すべく補修した。
その様子へ続く・・。
ホワイトガソリンでの燃焼テスト。綺麗に青火が出ている
最初に413Hを燃焼テストした。15分程付けっぱなしにしてみたが青火のまま。問題なさそうだ。
交換用バーナーリング
一度ジャンク扱いの413Hからパーツを取ろうかと思いオークションで探してみた。2000円以下で探しても中々厳しい。それ以上だと送料込みで3000円くらいになる。パーツの状態も分からないし、他の部品も無駄になる。
ジャンクは止めて補修パーツをショップから取り寄せた。これは右側のバーナー一式を交換する為のパーツ。これを左右のバーナーに振り分けて追加するのが改造の主旨だ。
修理とフィールドテストを兼ねてキャンプ場へパーツを持って行った。
リングを外した413H
キャンプ場で設営を終え、一息ついてから改造に取りかかった。
まずはバーナーリングをすべて外す。バーナーリングは左右それぞれ上からネジ一本で固定してある。プラスドライバーでネジを外すと簡単にリングも外せる。
外したバーナーリングと追加のバーナーリング
左右の黒ずんだリングが413Hについていたもの。綺麗なリングが追加のパーツである。
写真だと分かりづらいけど波状のリング(波リング)とフラットなリング(平リング)が交互に重なっている。通常は波リング3枚の構成。これを波リング5枚する事でケロシン化できるらしい。
左波リング4枚、右波リング5枚の構成
リングを軽く掃除し、追加のバーナーリングを使用頻度が高い右側のバーナーにすべて装着。
追加パーツは組み合わせるてみると左は平リングが一枚足りず波リング4枚しか装着出来なかった。左はサブバーナーなので4枚でも大丈夫だろう、という事でこのまま組み込む事にした。
ケロシン化413H
ネジで固定してから灯油をフュエールタンクに入れポンピング。ここまではホワイトガソリンと変わらない。
ポンピング用にこんなものも調達しておいた。
ポンピング後ジェネレーターをトーチで炙る。このプレヒートがケロ化すると毎回必要になる作業。
しばらく加熱してからバルブを開くと白い煙が少し出た後点火。最初は赤火だったので追加でポンピング。ジェネレーターが熱されて気化が安定してくると青火に変わった。無事に灯油で着火した。
そのまま15分燃焼テスト
お湯を沸かしてみた。湧いた後も15分くらい付けておいたが問題なさそうだ。バルブを最大に開くと赤火になるがそこまで開かなくても十分な火力が得られる。
左のバーナーも問題なく点火している。
ケロシン化した413H
しばらく点火していたが赤火になってもポンピングすれば青火に戻るので安定しているようだ。
という事で413Hケロシン化は無事に成功。
ポンピングの圧が早めになくなる気がするのでしばらく様子をみてみよう。大方通常の使用には問題なさそうだ。
後記:
この後圧が下がる症状を改善すべく補修した。
その様子へ続く・・。
Posted by gofunk at 15:00│Comments(0)
│キャンプ道具
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