PRIMUS 2バーナー ONJA レビュー

gofunk

2016年05月03日 18:51

GWに突入し、今年も本格的にキャンプシーズン到来。
連休はキャンプ場も一杯そうなんでキャンプに行くかどうか決めかねている。

そんな中、今年プリムスから新作の2バーナーONJAが登場した。白い縦型のバーナーは今までにない斬新な形だ。
うちの413Hが不調だったので代わりの2バーナーを探していた事もあって先月Amazonで思い切って購入。

新作なので評判もわからない。キャンプ前に家でテストしてみた。



PRIMUSの2016ニューモデル2バーナー「オンジャ」。日本の販売はイワタニ・プリムス
畳んだ状態でもOD缶を2つ付けたまま運べるように省スペース設計になっている。

ショルダーベルト付きの2バーナーというのも珍しい


上の天板と本体はストラップの穴だけで固定するようになっていてすぐに外れ、不安定。ここはもう少し改善の余地があったのではないかと思う。
天板収納時はベルクロテープやベルトで本体と固定した方が良さそうだ。

天板は外れやすいので別にベルトで固定した方が無難



コールマン413Hとの比較。一回り小さい。
積載などに余裕がない場合ONJAの形状はありがたい。

白っぼいデザインが目を引く


厚み(本体の高さ)はコールマンと同じくらい。

OD缶をそのまま収納できる厚さ


2バーナーを開いた所。ONJAは開いた状態で高さがあるためロースタイルなら専用スタンドは不要だ。この点も省スペース設計で良い。

コールマンのワイルドなアメリカンデザインとプリムスのすっきりした北欧デザインが対照的


413Hのように風防がないので風が強い場合は弱そうに見える。実際は着火した状態で風が吹いたが火が消えることは無かった。
プリムスのバーナー部自体が風に強そうだ。

プリムスバーナーは安定の火力


413Hが不調だったためONJAを購入したが、パーツ交換で413Hも復活したので両者の火力比較テストを行ってみた。

同量の水をシェラカップに入れ、点火後同時にバーナーに乗せ強火で沸騰するまでの時間を測ってみた。

カップで300mlの水を沸騰させた


沸騰は殆ど同時で3分だった。
413Hはメインバーナーが約3650kcal/h。413Hのサブバーナーは弱いが、メインバーナーの火力はONJAとほぼ同じくらい。
ONJAはバーナーどちらも3500kcal/h。調理する時は心強い。

ONJAは413Hのメインバーナー2つ分のパワー




OD缶の調達が大変そうなのでついでにOD缶へガス補充できるアダプターも購入。
OD缶からOD缶のアダプター(2000円くらい)とCB缶からOD缶へのアダプター(600円くらい)を購入。
この組み合わせなら2つを組み合わせCB缶からOD缶へも、左単体でOD缶からOD缶へも補充可能。補充する場合は補充する側を温めて上に設置。補充される側は下側に置いて冷やしておくと良いそうだが下は常温でも補充できた。

左がOD缶ーOD缶アダプター。右がCB缶ーOD缶アダプター。補充は自己責任です



ONJAはイグナイター(着火装置)がないので火を付ける場合、ライターやバーナーが必要になる。
火が点けば安定した火力で2バーナーが使える。イグナイターがあればもっと使いやすいが、故障しにくい仕様になっているのだろう。

故障箇所を減らすのも信頼性を高めるには重要



ONJAと413Hはそれぞれ長所がある。
ビギナーや女性がキャンプで料理をする場合や気軽に料理を楽しみたい場合はONJAがOD缶なので扱いやすい。火力も安定している。
本格的にキャンプを楽しみたければコールマン413H。ワイルドなキャンプ料理が楽しめる。燃料も手に入りやすい灯油仕様に変えてあるので調達しやすい。

それぞれ状況に応じて使い分けようと思う。
次はONJAをフィールドで使用してみたい。


ONJAのスカンジナビアデザインだけでも価値がありそう


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